有限会社オフィスしみづ.

代表取締役 はまもと みゆき 様
フードコーディネート、ベーカリー&カフェ、レンタルスペースの3つの柱。
「人とのつながり」を大切に自然体で経営。
有限会社オフィスしみづ.
有限会社オフィスしみづ
「有限会社オフィスしみづ」はフードやインテリアのコーディネート業務に始まり、ベーカリー&カフェ「キッチンハウスにちにち」の経営、レンタルスペース「マルト工房」の運営など、「食」や「暮らし」に関わるさまざまなことを手掛けられている会社です。人や仕事のつながりをきっかけに、食のイベントやパン教室を開催したり、農園を借りて野菜づくりに挑戦したり、その活動はジャンルにとらわれることなく多面体。
オフィスは大阪・中之島エリアの西、土佐堀川に面した一角にあり、倉庫を改装した3階建ての建物。1階には「キッチンハウスにちにち」を併設されています。パンを焼く香ばしいにおいが漂うカフェスペースで、代表のはまもとみゆきさまにお話を伺いました。
―水の都大阪を体感できる土佐堀川沿い…とても素敵な立地です。この場所で開業されたのは、いつごろですか。
実は当社の創業者が、2000年頃からここを倉庫として使用していたんです。その業務を私が引き継ぐことになり、それまで個人事務所だったのを2003年に有限会社にして、オフィスとして使い始めました。パンにも本格的に取り組み、最初はベーカリーだけだったのですが、イートインできるようにカフェも作りました。2階は友人のカメラマンがスタジオとして使い、3階はレンタルスペースとして活用しています。
有限会社オフィスしみづ.
―「オフィスしみづ」の中心業務であるフードのコーディネートとは具体的にどのようなお仕事ですか。
食品関係のカタログや冊子の料理ページのスタイリングをメインに、オリジナルレシピの作成や料理本の企画立案などを行なっています。少し異色のところでは、テレビ番組の料理コーナーを担当させていただくことも。今は毎日放送の「ちちんぷいぷい」(月~金・13:55~)と「知っとこ」(土・8:00~)を担当しています。生放送で時間の制約がある中、食材の準備から下ごしらえ、盛り付けに至るまで手際よく準備しないといけないから、現場はすごく大変ですよ。でも料理の最前線で活躍している方々と出会えて、うちのスタッフたちはすごく成長していると思いますね。テレビでご紹介したレシピを本にした「ちちんぷいぷい料理ブック」も手掛けさせていただきました。
有限会社オフィスしみづ.
―最近は仕事の幅が広がっていると伺っています。
料理ページのコーディネートに留まらず、商品カタログの撮影一式、さらに企画や編集も含めて、まるごと発注していただくケースが増えていますね。2階にカメラマンスタジオが入居していますし、デザイナーの知り合いも多いので、みんなでチームを組んで一緒にやろうよと。気心の知れた仲間同士なので、仕事の進行もスムーズだし撮影現場の雰囲気もいいんです。クライアントのみなさんからも「楽しく仕事ができる」というお声をいただいています。
―「キッチンハウスにちにち」のパンは原料や製法にこだわっていらっしゃるとか。

img1創業者の時代から天然酵母を使ってパンを焼いています。今ではすっかり普及しましたが、20年ほど前は天然酵母100%のパンは珍しかったんです。食べ比べるとわかりますが、粉の甘みが違うんですね。おいしいと評判の店のパンを食べても、やっぱりうちのパンがおいしい…手前みそかもしれませんが(笑)。
餡やジャム、ペーストなどパンに使うものすべて手づくりです。サンドイッチのマヨネーズまで自家製なんですよ。
特に人気なのはクロワッサンや食パン。この食パンは、当店用に兵庫県の農家の方が挽いてくださった有機小麦を使っています。

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有限会社オフィスしみづ.
―会社組織にしてほぼ10年が経ちます。トレンドの移り変わりが激しい業界だと思いますが、仕事の中でいつも心がけていらっしゃることは。
「人とのつながり」ですね。ネットやメールを使えば、より効率よく便利に仕事ができるでしょうが、やっぱり相手の方と面と向かってお話をして関係を築いていくことが一番だと思います。人と人が直に話し合うことで、電話やメールでは伝わらない「何か」が伝わるんじゃないでしょうか。相手の方の人となりを知ることで、気持ちがグッと動くこともあると思うし。打合せなども電話で済ませず、できる限りお会いするようにしています。
―「人のつながり」といえば、パン教室を開いたり、食のイベントを開催されたり、自家栽培の野菜をつくられたり…活動のフィールドも広いですね。

moji3「やってみたら?」と誘われるとあまり深く考えずに実行してしまうんです。細かく収支を計算して、採算を考えたらできませんよね。でもみなさんが喜んでくださったり、人脈が広がったりすると、やっぱりよかったなと。経営においても、目の前の利益に一喜一憂するより、長いスパンで考えていきたいですね。
ただ、パンに関しては「キッチンハウスにちにち」ならではの、特長のあるパンを開発していきたいという思いがあるんです。いつか行列のできる名物パンを作ってやるぞ、とちょっと野望を抱いています(笑)。

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―経営者という気負いなく、スタッフと一緒にさまざまな課題を解決しながら、マイペースで仕事をされるはまもとさま。中之島にありながら街の喧噪とは無縁で、森の中のカフェのようなたたずまい。情報社会に踊らされず、人のぬくもりややさしさを大切にする「有限会社オフィスしみづ」の社風を表すようなスペースで、ゆっくりと時が流れていきました。
有限会社オフィスしみづ.
キッチンハウスにちにち
一晩かけてじっくり発酵させた天然酵母 100%のパンを製造販売。店頭販売に加えて、オーガニックショップや幼稚園などからの注文を受けています。
マルト工房
本格的なキッチン完備のレンタルスペース。料理教室や撮影、展覧会、パーティーなど多目的にご利用いただけます。
有限会社オフィスしみづ.
ちちんぷいぷい
毎日放送で毎週月~金13:55~17:50放映。番組の中の料理コーナー「キッチンぷいぷい」を担当。
―中央合同会計事務所さんに経営面を依頼するようになったきっかけは?
知り合いの料理研究家の先生にご紹介いただいたのが始まりです。雑談の中で経理の悩みを話すと、すぐに中央合同会計事務所さんにアポイントを取ってくださいました。そこで早速お会いしたところ、非常にスムーズに話がまとまりまして。それからもう7~8年になるでしょうか。とてもコミュニケーションが円滑で、思い切ってお願いしてよかったと思っています。
―具体的にはどのような点で満足されていますか。
私は経営面にまったく疎くて、それまで貸借対照表などを見せていただいてもよくわからなかったんです。でも中央合同会計事務所の西向さんは財務状態を簡単な表にしてわかりやすく解説してくださるから、私でも十分理解できます。さらにその数字を見て問題点や今後の課題を指摘し、その解決策もいろいろとアドバイスしてくださいます。今では数字が指し示す意味が格段にわかるようになりました。毎月、会社の数字を報告してくださる日には、経営面のことに限らず、会社の状況をいろいろお話しして相談に乗っていただいています。特に2014年は消費税が上がったので、頼ることが多く、ずいぶん力を貸していただきました。
―最後に中央合同会計事務所さんに一言コメントを。
「オフィスしみづ」にとって経営コンサルタントのような存在です。毎月お会いして数字を確認することで、冷静に今の経営状態を分析でき、やるべきことが見えてきます。中央合同会計事務所さんにお願いしてから、本当に数字がわかりやすくなりました。とても感謝していますし、これからもよろしくお願いいたします。
はまもと みゆき 様
有限会社オフィスしみづ/代表取締役
[取材日] 平成26年12月2日
有限会社オフィスしみづ
高場 規子
高場 規子
コピーライター・編集プランナー。広告やプロモーションの企画、PR誌の編集、インタビューなどを手掛ける。
植田 三代治
植田 三代治
写真家。植田写真事務所代表。商品写真・広告写真・モデル写真の商業写真サービス、ロケーション写真撮影などを行う。
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